oobacolife

今日もどこかで誰かが誰かを絶望させ誰かが誰かを救っている。こんなこと書いた記憶なくてワロタ。ただの忘備録

紙の月

録画しておいたやつを何回か観ました。

【以下ネタバレ有り】

 

自宅で流しておくようにいろいろ映画をストックしてあるんだけど、観たあとになんとも言えないまとわりつくような後味の残る余韻。

 

よくある夫婦のすれ違いからの不倫話に横領が加わり不思議な雰囲気を醸している。

主人公のリカは丁寧な仕事ぶりが評判な契約社員て設定だけど、真面目に生きることが本当は嫌だったのでは?

 

子供の頃募金が集まらなくなってしまい盗んだお金を募金にしてしまう辺り、ちょっと暴走気味なところはあったのかな?

良くも悪くも、子供のころは誰だって変なことするんだろうけども。

 

角田光代さんの本は好きで、いくつかお気に入りがありますが(本と映画はそもそも別物になってしまってるのかもしれない)

少なくともこの映画に関しては、イマイチ掴みきれない違和感が漂っていました。

 

あまり上手くいってない上に不倫していたら

妻が犯罪者になってしまう夫の事などまでは思い至らないのかな?

敷かれたレールから思い切って外れてみたい。こんな感情すごくよくわかるんだけど、にしてもなんとも言えない悲壮感に、これで嬉しくなれたのか疑問でした。    

 

フィクションにありがちやキラキラしてないリアリティを追求したのかなぁ、、

貴方のすぐそばにそれはあります。みたいな